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2013年5月24日金曜日

耐火物の乾燥について

こんにちは 産業機械部 技術課 竹下です。

本社にて本業務関係 17年選手となりました。
技術課といっても静岡県内の営業も行っておりオールマイティーに、工業炉中心に活動をしております。

さて私からは工業炉、特にアルミ溶解炉の命である耐火物の乾燥について語らせていただきます。

耐火物、特に不定形の耐火物は一般的に(最近は燐酸ボンド等はありますが・・・)耐火物毎指定
された水と練り合わせ施工を行います。そのため本来の耐火物の性能を出すためにはしっかりと乾燥を行う必要があります。

昇温方法

ステップ1 室温~200℃・・・・・・50℃/h
ステップ2 200℃保持・・・・・・・・施工厚み2cmにつき1時間
ステップ3 200℃→350℃・・・・・25~50℃/h
ステップ4 350℃保持・・・・・・・・施工厚み2cmにつき1時間
ステップ5 350℃→運転温度・・50℃/h

上記のような乾燥工程をしっかり行う事が重要です。

特にステップ1~3の初期乾燥工程は非常に重要となります。
不定形耐火物の乾燥時における爆裂は1~3の時間が短い時、400℃以上に加熱された時に
発生するケースがほとんどです。

技術課では上記乾燥工程を行い、問題ない状態にて客先にお渡ししております。





また炉修工事等行った際の乾燥工程も基本上記乾燥工程が原則です。

更に詳しい情報は当社技術課までお問い合わせ願います。

お問い合わせ先
株式会社TOKAI 工業用事業部 産業機械部